医療法人社団やまと 日吉慶友クリニック(内科・耳鼻咽喉科・整形外科・在宅診療)

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ヒートショックに気をつけましょう

2018/11/27

ヒートショックに気をつけましょう

ヒートショックとは、急激な温度変化で身体に大きなダメージを受けることです。冬の時期、寒い脱衣所や浴室から温かい湯船につかったことでヒートショックを起こし、亡くなってしまうというニュースをご覧になったことがある方は、多いのではないでしょうか? 2011年の調査では、交通事故死の4倍を超える2万人弱の方が亡くなっています。

今回は、ヒートショックが起きる仕組みを理解し、予防に役立てていただけたら嬉しいです。

人間の身体は、暖かい場所から寒い場所へ急に移動すると、体温を奪われないようにするために血管が縮みます。その結果、急に細くなった血管を血液が通るので、血圧が一気に上がります。

逆に、急に寒い場所から暖かい場所に移動すると、細かった血管が広くなり、血圧が急激に下がります。

「暖」から「冷」への急激な変化で血圧が急上昇すると、心臓への負担が大きくなり不整脈を起こしたり、血管が細くなったことで脳卒中や心筋梗塞を引き起こす可能性があります。

リビングからトイレや脱衣所、浴室に入ったときに注意しましょう。

また、「冷」から「暖」の変化では、縮まっていた血管が急に拡張するので、血圧が一気に下がります。すると、低血圧を起こして意識を失う可能性があります。暖かくない脱衣所や浴室から、湯船につかったときに急激に血圧が低下し、低血圧になり、失神して溺れてしまうという可能性があります。

いずれも死亡につながる重大な事故なので、温度変化に対する調節機能が低下した高齢者は、特に注意が必要なのです。

では、ヒートショックを起こさないためには、どのような対策があるのでしょうか?

日本医師会や地方独立行政法人東京都健康長寿医療センターでは、次のような対策が提案されています。参考にしてみてください。

・居間に比べて寒くなりやすい脱衣所やトイレを、暖房器具で暖める
・トイレには暖房便座を設置する
・浴室は、シャワーでお湯をためたり、入浴前に浴槽のふたを開けたりして、浴室全体を暖める
・41度以下のぬるめのお湯に入る
・湯船につかる時間は10分までを目安にし、長湯を避ける
・冷え込む夜の時間帯ではなく、日没前のなど早めの時間に入浴するよう心がける
・食後1時間以内や飲酒後は、血圧が下がりやすいので入浴を控える
・入浴する前、家族に声をかけて異変に早めに気付いてもらえるようにする
・公衆浴場などを利用し、一人での入浴を可能な限り控える